私は幸せが分からない

みんなが笑って話していることがすごく遠く感じる

生きていていいのか、早く消えてしまいたい

初めから産まれてこなければよかった

私の声は耳障りのようだ
話しかけると怒られる

私の声は聞こえないようだ
話しかけても何も返ってこない

学校でも馬鹿にされるこの声
大キライ大キライ大キライ

わざとじゃなくても「ぶりっこ」と言われる
「キモイ」と言われる

こんな声なくなってしまえばいいのに

学校でも家でも口数が少なくなっていき

殴られている時のうめき声すら出なくなった

学校では無理やり声を出させようと虫を机の中に入れられたり
足を引っかけられたり
色々な方法で私に声を出させようとしていたが

その頃はもう声の出し方も忘れていたのだろう

何もリアクションが取れず
もちろん声も出なかった

ただこれは悪循環だった

学校ではエスカレートするばかり
家では返事の「はい」すら言えず
また怒られる

ある日学校に行ったら私の友達二人が
私に嫌がらせをしていたクラスメイトと口論していた

そして友達のうち一人が突き飛ばされて
私は数カ月ぶりに声が出た
悲鳴が出た。

すぐ友達に駆け寄り、「だいじょうぶ?」と聞いたら
彼女は、「大丈夫だよ」と言って立ち上がり
先生たちも集まりクラスで話し合いをした

それで初めて私が受けてきた嫌がらせが明るみに出た

私が声を出せなかった数ヶ月間
友達二人はずっと励まし続けてくれていた

それでもずっと声が出なかった

二人は何事も大事にしたくない私の性格をよく知っていた

だからずっと注意などしていたらしいが
誰も聞く耳を持たなかったらしい

そして二人はもう我慢の限界になり口論になってしまったらしい

その後私は二人となら話せるようになり
少しずつ回復していった。